秋の一ノ宮用水で生きもの探し!メダカやカエル、トンボたちとの出会い(9/27 開催)
先日、一ノ宮用水で定期的に実施している生きもの調査を行いました。
当日は曇り空でしたが、時折日差しもあり、思った以上に暑いくらいの陽気でした。活動の終盤に少し雨が降り始めたものの、本降りになる前に無事終了することができました。
今回の参加者は11名。調査をするにはぎりぎりの人数でしたが、生きもの好きのメンバーが集まり、楽しい調査となりました。
水路の様子はいつも通りに
調査員が朝9時半頃に現地へ到着すると、水路の水はかなり少なめ。
「今日は調査できるかな?」と少し心配しましたが、その後ポンプが稼働したようで徐々に水位が上昇。参加者が集まる頃には普段とほぼ変わらない状態になっていました。
周辺の田んぼでは一部で稲刈りが始まっていましたが、長雨の影響もあってか、まだ多くの田んぼに稲が残っていました。季節は少しずつ秋へ向かっています。
メダカがたくさん!
今回特に印象的だったのはメダカの多さです。
田んぼの排水路付近では網を入れるたびに次々と見つかり、「こんなにいたんだ!」と思わず驚くほどでした。
橋の下の少し深い場所では、大きく成長したオイカワやヌマムツ、ドジョウも確認できました。
残念ながらギンブナは見つかりませんでしたが、水路の中には今回も多様な魚たちの姿を見ることができました。
カエルにとっても快適な環境
木杭が並ぶ区間では、
トウキョウダルマガエル 2個体
ヒガシニホンアマガエル 1個体
を確認しました。
岸際にはミゾソバが広がり、隠れ場所や休息場所が確保されているため、カエルたちにとっても暮らしやすい環境になっているようです。
こうした小さな草地や水辺の植物が、生きものたちを支えていることを改めて感じました。
水草にも変化が
水草の様子も観察しました。
外来種のキショウブやコカナダモは思ったほど目立たず、今回は在来種のコウガイモやホザキノフサモが優勢でした。
水路の中が緑に覆われている場所もありましたが、外来種ばかりではなく、地域本来の植物がしっかり生育していることを確認できました。
トンボたちの世代交代
ヤゴの調査では、相変わらずシオカラトンボが多数見つかりました。
周辺では成虫が水面に産卵する姿も観察でき、水路が今もトンボたちの大切な繁殖場所になっていることが分かります。
一方で気になったのがホンサナエです。以前に比べて大幅に少なくなり、今回はわずか1個体しか確認できませんでした。
そのほか、ギンヤンマ、コヤマトンボのヤゴも確認されました。
ホンサナエの減少が一時的なものなのか、それとも長期的な変化なのか、今後も継続して見守っていく必要がありそうです。
身近な水路が生きものたちのすみか
一ノ宮用水は、平成26年に工事が行われた際に工事後も水路に生き物たちが住み続けられるように、環境に配慮した形で護岸が整備されました。主な環境配慮は、「田んぼ側を木杭の護岸とする」、「河床は細かい砂利敷きとする」、「橋の下に魚の棲みかとなる深みを作る」というもので、当会と多摩市では改修前後でどのような変化があるのかを調べるため、継続的にモニタリング調査を実施しています🎵
今回の調査でも用水路には、魚、カエル、トンボ、水草など数多くの生きものが暮らしていることが確認できました。
普段は何気なく通り過ぎてしまう場所でも、網を入れてみたり、草むらをのぞいてみたりすると、たくさんの発見があります。
今回もメダカの多さやカエルの生息、水草の変化など、一ノ宮用水の自然の豊かさを改めて実感する調査となりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
次回の調査は11月を予定しています。
秋がさらに深まり、生きものたちの顔ぶれも変わっているかもしれません。今から次回の調査が楽しみです。





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